遺留分減殺請求で戻ってきた財産に対して寄与分を主張できるか?

寄与分と遺贈の関係で説明した通り、寄与分と遺贈とでは、遺贈が優先します。 しかし、寄与分と遺留分の関係では、寄与分が優先します。 そして、遺留分を侵害された場合には、遺留分侵害の限度で遺贈されたものを返せということができ …

寄与分と遺留分の優先関係は?

1 寄与分と遺留分の優先関係は? 相続財産から寄与分を差引くと、他の相続人の相続割合が、寄与分を考慮しなかった場合の遺留分の金額より少なくなってしまうことがあります。 遺留分は、法定相続人に最低限度認められる相続分なので …

包括遺贈を受けた者が寄与分を主張できるか?

遺産を誰かに譲るという遺言がある場合を遺贈といいます。 この遺贈の中でも、具体的な物を指定せず、ただ遺贈の割合のみをしていした場合を包括遺贈といいます。 たとえば、亡くなったAさんが、「遺産の3分の1はBに譲る」という遺 …

寄与分と遺贈、相続分の指定の関係は?

相続財産維持または増加に特別な貢献がある場合には寄与分が認められますが、では、寄与分と遺贈が抵触する場合はどちらが優先するでしょうか? また、相続分の指定がある場合、寄与分を先に考えてから相続分を考えるのか、相続分を考え …

特別の寄与ー介護担当者などへの相続での配慮ー

2018年の民法改正で、相続人でなくても、亡くなった方(被相続人)の介護をするなど、特別な寄与をした親族がいる場合に、相続人に対して、一定金額を請求できるという制度が、新しい民法1050条として作られました(2019年7 …

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