遺留分減殺請求と取得時効ではどちらが優先する?

遺留分に関する民法1044条後段(旧1030条後段)は、当事者双方が遺留分権利者に損害を加えることを知ってした贈与は、それがいつされたものであるかに関係なく、遺留分計算のときに相続財産に戻して計算すると定めています。 他 …

離婚した妻からの亡くなった子供の遺骨の分骨請求を否定した事例

離婚した妻が、元夫を相手として、亡くなった子供の分骨請求をしたのに対して、これを否定した事例として、大阪高等裁判所平成30年1月30日決定をご紹介します。 なお、本事例では、首位的に遺骨の引渡しを求め、予備的に分骨を請求 …

相続税の申告では、みなし相続財産に注意してください

亡くなった方の遺産を相続する場合については、民法896条以下に規定があり、亡くなった方の一切の財産が相続の対象となります。 しかし、その方が亡くなったことをきっかけに新たに生じる権利(生命保険など)については、亡くなった …

遺留分減殺請求で戻ってきた財産に対して寄与分を主張できるか?

寄与分と遺贈の関係で説明した通り、寄与分と遺贈とでは、遺贈が優先します。 しかし、寄与分と遺留分の関係では、寄与分が優先します。 そして、遺留分を侵害された場合には、遺留分侵害の限度で遺贈されたものを返せということができ …

遺留分減殺請求訴訟手続で寄与分を主張できるか?

贈与や遺贈を受けた相続人が、遺留分を侵害すると主張する他の相続人から遺留分減殺請求訴訟をおこされた場合、その裁判手続の中で「寄与分があるから、実質的には遺留分を侵害していない」と主張できるでしょうか? たとえば、亡くなっ …

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