1 寄与分と遺留分の優先関係は? 相続財産から寄与分を差引くと、他の相続人の相続割合が、寄与分を考慮しなかった場合の遺留分の金額より少なくなってしまうことがあります。 遺留分は、法定相続人に最低限度認められる相続分なので …
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包括遺贈を受けた者が寄与分を主張できるか?
遺産を誰かに譲るという遺言がある場合を遺贈といいます。 この遺贈の中でも、具体的な物を指定せず、ただ遺贈の割合のみをしていした場合を包括遺贈といいます。 たとえば、亡くなったAさんが、「遺産の3分の1はBに譲る」という遺 …
自筆証書遺言の作成場面がビデオ撮影されたが遺言が無効とされた事例
自筆証書遺言(自分で書いた遺言)も遺言として有効ですが、その有効性について争われることが多くあります。 今回ご紹介する東京高等裁判所平成29年3月22日判決は、遺言で全ての財産を相続することになる相続人が、その自筆証書遺 …
相続の発生時期により適用される法律が異なります
相続問題では、事実上何も問題がなかったからという理由で、何代も前の先祖の名義のまま土地が放置され、今になってその処理をしたいというご相談を受けることがあります。 そのような中には、代を重ねてしまって、親族が多数に渡り、行 …
寄与分と遺贈、相続分の指定の関係は?
相続財産維持または増加に特別な貢献がある場合には寄与分が認められますが、では、寄与分と遺贈が抵触する場合はどちらが優先するでしょうか? また、相続分の指定がある場合、寄与分を先に考えてから相続分を考えるのか、相続分を考え …